2012/07/18

7.17 誕生日/路上に花束を

金曜日の官邸前抗議、
日曜日の船橋デモ、
月曜日の10万人デモと、
この週末は路上にばかりいた。

声も出し尽くし、
手も痛いし、
肌も日焼けで痛い。
身体中、痣だらけ、、

最終日の炎天下でのデモはさすがに過酷で、
出発してから道に出るまで二時間かかり、
身動きもとれず、暑さですでに目眩がしていた。

デモゴール後、公園でまったく動けなくなってしまい
力尽きて座り込んでいたら、
公園で演奏していたジンタらムータの
平和に生きる権利が流れてきて、
もう身体は乾き尽くして、
汗も涙も、水は一滴も出ないと思ったのに、
涙がでた。
簡単に音楽に感動したとか、
そんなことでもなくて、
17万人集まったとか、
ドラム隊のなかまたちが屈託なく話をしているとか、
その日の暑さとか、
いろいろ渦巻いて、
で、
平和に生きる権利なわけで。

デモのあと、
ドラム隊のともだちや
ジンタらムータの大熊さんとみわぞうさんらとご飯を食べた。
はじめてちゃんとに大熊さんとみわぞうさんと話をした。
3.11までのデモのこと、3.11からのデモのこと、
デモでの表現や、音楽や政治や社会について。


そして帰り際、
あした誕生日なのとぽろっと言ったら、
帰り道で友だちがハッピー・バースデーをちょこっと演奏してくれた。

この曲、一生忘れない。
たからもの。


それでもって
きょうの誕生日。
わたしは初めて、たぶん生まれて初めて、
自分から積極的にきょう、誕生日だって言った。

それは みわぞうさんに言われた言葉があったから。
きのう、わたしが「誕生日はうれしくない」って言ったら、
それは自分のいまの状況がどれだけ恵まれてるか解ってない、
ドラムも叩けて、ご飯も食べれて、いっしょに歩く友だちもいて、
そんな状況ってとても幸せなことで、
そういうことを祝ってあげなきゃって。
こんなこと他の誰かに言われたらムカってきたかもしれないけど、
みわぞうさんに言われるとすごくすとんと胸に落ちて、
あ、、わたし、すごく奢っていたなって思った。
幸せに対して奢りがあった。
不幸なことばかり考えてると、
幸せに対して、奢りが出てくるのね。
それがいちばん、不幸だね。


そしてきょう、思ったのは、
自分の幸せを祝おうと思ったら、
そこには誰かのつながりがあって、
感謝したり、愛し合ったり、
それはシーソーのようにも、つながっていることなのだと思った。

きょうは誕生日だった。
すばらしい一日だった。

すこし休んだら
また路へ。