2012/11/16

11.16 鍬と種

ハロー、マイ・シスター、
ハロー、マイ・フレンド。


さいしょに、
わたしの手紙が不在のあいだ、
わたしに手紙をくれた友だちへ、
ありがとう。
救われました。

すこぶる元気ではないけれど、
手紙をかけるくらいにはまともになってきました。たぶん。


ひさしぶりの手紙は、鍬と種のこと。


まず、鍬のこと。

わたしの敬愛している翻訳家で児童文学家の石井桃子さんが、
戦争中の疎開先の仙台で、
女性二人で開墾して農業を始めたのを知ったのは、ちょうど一年前くらい。
わたしはそれから、
なにかあるたび、とくにひとりで落ち込んだとき、
石井さんが握った鍬のことを思う。
彼女がみていた北の景色を思い浮かべる。
想像だけど。
寒い北の地で開墾を始めた石井さんはどんな気持ちだったのだろうとか、
そこに託された希望とか、
冷えた土とか、
植えられた種とか。

わたしは鍬を持っているだろうかって、いつも考える。




そして、種のこと。

きょうから3日間、
路地と人で開催されるコートニー・コームスの展示に絡んで、
女性のための対話のテーブル、
“思考の種 Food of thought”という集まりをします。

これはフェミニスト・アーティストである
ジュディ・シカゴの作品「Dinner Party」にインスパイアされたもの。
エミリー・デキィンソンやヴァージニア・ウルフ、ジョージア・オキーフ、、、
わたしもだいすきな歴代の女性の詩人や作家や社会活動家たち、
彼女たちを迎えるために配された食膳、並べられた皿とクロス。
集まった かの女性たちはそこでどんな話をするのだろう。
彼女たちが過ぎ去った扉をあけて、食卓につく、
置かれた皿を目の前に、誰かが少しずつ、語り出す。

そんなことをイメージして、
路地と人でも女性たちの対話のための
ディナー・パーティをひらくことになりました。
女性と社会を結びつける、
フェミニズムの運動として行われてきたディナーパーティ、思考の種。
けれど日本ではフェミニズムというと、ある種の偏見があったり、
ほとんどの方は知らない、分からないという。
躊躇する。
それはわたしもそうだった。

だからこのFood of thoughtの話を
キュレーターのエミリーから持ちかけられたとき、
わたしも正直、戸惑った。
日本の女性たちに“フェミニズムについて話しましょう”って言っても、
どんな反応があるのか目に見えている。
そもそもわたしは解っているだろうか、とか。


わたし自身、ほんとうのことを言えば
十代に入るまで、自分の意志でスカートを履いたことがない女の子で、
女の子としての自分に違和感があった。
(それは今でも残ってるけど)
真っ黒な上下ジャージにスニーカー、髪は短く、分厚いメガネ、
いつも男の子と間違われた。
“女”としての自覚も自信もなく、
かといって、男の子になりたいわけでもない。
自分の“女”という性別をもてあまし、
スカートを履いていた女の子を遠くからあこがれてみていた。
自分は変態かもしれない、と心のどこかで思っていた。

そんなわたしが女性についてきちんと考えるようになったのは、
やっぱり、3.11がきっかけだった。

あれからこの1年と数ヶ月のあいだに、
わたしは家族環境や戸籍や生活や景色が変わった。
変わざるを得なかった。
それにともなって、
自分の意志とは違うところで影響してしまうものもあることを知って、
わたしは初めて社会的に女性はどうあるのか、
ひとりの人間としてどうあるのかを考えた時間だった。
それはいまでも進行形で学んでいるけれど。


この"Food of thought"をどうしたらよいか悩んでいるわたしに、
野中モモさんが中西豊子さんの
「女の本屋(ウィメンズブックストア)の物語」を勧めてくれた。
日本の女性運動の草分けの時代、
関西に女性のための書店を日本で初めて開いた中西さん。
最初はウーマン・リブとか、80年代ぽいなあ、、
なんて読み始めたのだけど、読んでいるうちに、
「女のくせに」という言葉が平気で使われる時代、
戦時中の女性たちへの軽視、、
戦後の高度成長期での男女の格差、蔑視、
中西さんの時代の女性たちがおかれた環境の酷さと、
それに対して、傷つき怒りながらも、
逞しく、ユーモアをもって跳ね返そうとする、
生き生きとした中西さんの文章に涙がでた。
わたしは初めて、過去の日本の女性たちがどれだけ汗と涙を流して、
家庭や社会からの暴力、偏見、差別に耐え、
いまの社会に介入してきたかを知った。


わたしはフェミニズム、
日本ではウーマン・リヴ、ともよばれる運動を
大きく誤解していた。女性でありながら。

1970年の国際反戦デモのなかには、
「女性解放」を掲げた女性だけの隊列があったという。
それが日本で最初のウーマン・リヴ運動だということを、
わたしは初めて知った。

これは驚いたけれど、記憶を紐解けば、
そういう闘う女性たちは時代時代に何人もいて、
わたしは彼女たちに時代や場所を超えて、
とても近しいものを感じている。

米軍基地を取り囲んだイギリスのグリーナムの女たち、
自分たちの土地を守るサパティスタの女たち、
イスラエルのパレスティナ攻撃を非難したイスラエルの黒い女たち、
原水禁運動を始めた杉並の女たち、

そしていまは、福島の女たちが立ち上がっている。
福島の女たちだけでなくて、
いま抗議やデモや何かで動いている女性たち、
わたしの友だちもそうだ。
わたしの衝動的な抗議やパフォーマンスの呼びかけに
「やろう!」っていっしょに動いてくれた女ともだち。
そんな彼女たちにいつだってわたしは励まされてきた。


わたしが会う女性たちのなかには、
家族の反対をおしきって抗議にきている女性もいた。
パートナーに秘密にしてきている女の子もいた。
わたしはそういう女性を知ると、ひとりひとり抱きしめたくなる。
わたしは何もできないけれど、その痛みは知っている。
抱きしめて、
そしてこう言ってあげたい。
ここにあなたの夫やパートナーがいないことは
寂しいかもしれないが、悲しいことでない、
あなたは鍬を手にしたんだ。
あなたは自由だ。


そして、そんなふうに悩みながらも動いている、
七転八倒している女性たちを、
いきものとして愛おしいと思う。

デモや抗議だけじゃなくて、
ふつうの暮らしの中で、日々の生活の中で、
もがいて、土を耕し、種をうえている女性たち、
そんな彼女たちに旗をふりたい。
わたしの親愛なる友だちにも。
それとひとりでうちひしがれている、愛すべき姉妹がいたら、
その彼女にも。


みえるだろうか。

ハロー、ハロー。






2012/08/19

8.18 終わらないうたをうたおう

▼脱原発杉並「踊る有象に見る無象 盆ダンス with 福島 つまり盆踊り」
【盆おどり 第二部】 [00:00-00:12] ▼怒りのドラムデモ feat.小塚ルイコ&ジンタらムータ ・「メルトダウン・ドドンパ音頭」 ・「ファンク炭坑節」 [00:13-00:25] ▼DJイルコモンズ+MCいずもり ・「盆ディスコ」 [00:25-00:34] ▼脱原発杉並+みなさん ・かんしょ踊り
わたしは練習のみで本番参加できなかったのだけど、 ドラム隊の有志が参加。
ジンタらムータとのセッションも練習だけでもすごく楽しかったし、
勉強になった。
本番はこんなふうだったのね。
よかった。よかった。 最後はDJイルコモンズ 映像みて、涙でた。 みんなの演奏にひとり、ふたり、踊り始める。
いつもいつも抗議やデモで
怒り剥き出しに叩いたり吹いたりしてるけど、
それは ただただ明日には笑えるように、
それだけだったりする。
終わらない歌を歌おう クソッタレのために
終わらない歌を歌おう 全てのクズたちのために
終わらない歌を歌おう 僕や君や彼等のために
終わらない歌を歌おう 明日には笑えるように

2012/08/08

8.7 KEEP ON, KEEP ON, KEEP ON



ある東京の美術大学の構内の隅で。

ぐっと来た。

最近の学生は、、なんて、つい言っちゃいがちだけど、
それぞれの速度で何か感じている筈。

これを貼った子、誰かわからないけど、
いつか会ってるかもしれない。



































SO......

KEEP ON BEATING.
KEEP ON LIVING.
KEEP ON FIGHTING.

2012/08/05

8.5 DEMOCRACY NOW

きょうはこれから神保町へ
オスプレイの配備に反対を訴える
「10万人沖縄県民大会に呼応する8・5首都圏集会」
に行くので、急いでいま思っていること。

きょうの朝日新聞によると、
エネルギー政策の意見聴取会の結果、
2030年までに原発ゼロを求める意見が7割を占めたという。

これをうけて我らが野田首相、
官邸前抗議に対してどう対応するか、さらに見物だ。
再稼働の理解を得られる、訳がない。

そして原発と同じく、
止めたいのが沖縄・高江のヘリパット建設。

近い未来、原発がとまったとしても、
それに替わる権力がすり替わるだけだったら意味がない。
原発を止めることは、
自分たちの暮しを自分たちの手で守り、作る権利を手に入れることなのだと思う。
今の一部の政治家と権力者による意思決定のシステムを破壊すること、
政治をわたしたちの掌に取り戻すことだ。

それと同じことが基地問題にもいえる。
根っこはつながっている。
原発を止められるなら、基地問題も止められる筈、でしょう?


だからきょうも抗議に行ってきます。







2012/08/01

7.29 天と地/The Wildfire Spreads


天から、地から、この一日をとらえた映像。
そこには、風をうけて広がる野火のような人の群れ。




怒声のなかに 歓声があり、
見知らぬ人のなかに 親しい人がいて、
懸命に輪になり、
音を、手を、あげた。


この日は
数万人のなかで、
そこにいない そこを目撃した人のなかで
わたしが 生きた、貴重な証、になった。

この先がみたい。


その先がみたい。
もっと先へ。

2012/07/27

7.27 Summmmer JAM/アトミックサイト

すべてを溶かしてしまうような日差し。
眩暈がしそう。

そして騒がしい週末がまたやってくる。

ここしばらく力がでない。

この猛烈な暑さもあるのだけど。
せめて暑さで倒れないよう、
お茶じゃなくて、レモン水を飲んでいる。

考えたら、この暑さで楽器を演奏しながらの数時間のデモって
中学のバスケ部の夏練習くらいハード。
あのときは蜂蜜漬けのレモンと水を休憩ごととっていた。
何にもなしに歩いたら具合が悪くなるのは当然だった。

16日のさよなら原発10万人デモでは
あやうく倒れるところだった。
デモのあとに友だちに分けてもらった飲みものが美味しくて、
人間何を飲むかってすごく大事だなって思った。

土曜日は「脱原発中野も」、
日曜日は国会包囲です。
国会ではひさびさ、
石川雷太、山川冬樹、伊東篤宏、イルコモンズ
アトミックサイトの面々が集合しそうで嬉しい。
忘れたころにやってくる、アトミックサイト。

きょうも あしたも これからも
長くゆるやかに続く。

2012/07/23

7.23 こゝろ は







































このあいだの19日、
友だちがIRAに集まって、
わたしや7月生まれのモモさんやごんちゃんら、
とにかくなんでも祝う会でお祝いしていただいた。
だいすきな人たちが集まって、
祝い祝われ、
生きてて、こんなにうれしい日はなかった。
みなさん、ありがとう。

もうあと百年いきられるほどのエネルギーもらいました。

何より、
落ちてきたトレイで厄が落とせた筈。
(なりたさん、5回も頭に落としてくれてありがとう)

そのときいただいた鉛筆。
“ココロハアジサイノハナ”
偶然この鉛筆を選んだのだけど、
いまのわたしになんてぴったりなのだろう。

時の花、紫陽花。

今週末は、
中野も、と国会包囲。
またいくつもの紫陽花たちが集まるだろうね。

2012/07/18

7.17 誕生日/路上に花束を

金曜日の官邸前抗議、
日曜日の船橋デモ、
月曜日の10万人デモと、
この週末は路上にばかりいた。

声も出し尽くし、
手も痛いし、
肌も日焼けで痛い。
身体中、痣だらけ、、

最終日の炎天下でのデモはさすがに過酷で、
出発してから道に出るまで二時間かかり、
身動きもとれず、暑さですでに目眩がしていた。

デモゴール後、公園でまったく動けなくなってしまい
力尽きて座り込んでいたら、
公園で演奏していたジンタらムータの
平和に生きる権利が流れてきて、
もう身体は乾き尽くして、
汗も涙も、水は一滴も出ないと思ったのに、
涙がでた。
簡単に音楽に感動したとか、
そんなことでもなくて、
17万人集まったとか、
ドラム隊のなかまたちが屈託なく話をしているとか、
その日の暑さとか、
いろいろ渦巻いて、
で、
平和に生きる権利なわけで。

デモのあと、
ドラム隊のともだちや
ジンタらムータの大熊さんとみわぞうさんらとご飯を食べた。
はじめてちゃんとに大熊さんとみわぞうさんと話をした。
3.11までのデモのこと、3.11からのデモのこと、
デモでの表現や、音楽や政治や社会について。


そして帰り際、
あした誕生日なのとぽろっと言ったら、
帰り道で友だちがハッピー・バースデーをちょこっと演奏してくれた。

この曲、一生忘れない。
たからもの。


それでもって
きょうの誕生日。
わたしは初めて、たぶん生まれて初めて、
自分から積極的にきょう、誕生日だって言った。

それは みわぞうさんに言われた言葉があったから。
きのう、わたしが「誕生日はうれしくない」って言ったら、
それは自分のいまの状況がどれだけ恵まれてるか解ってない、
ドラムも叩けて、ご飯も食べれて、いっしょに歩く友だちもいて、
そんな状況ってとても幸せなことで、
そういうことを祝ってあげなきゃって。
こんなこと他の誰かに言われたらムカってきたかもしれないけど、
みわぞうさんに言われるとすごくすとんと胸に落ちて、
あ、、わたし、すごく奢っていたなって思った。
幸せに対して奢りがあった。
不幸なことばかり考えてると、
幸せに対して、奢りが出てくるのね。
それがいちばん、不幸だね。


そしてきょう、思ったのは、
自分の幸せを祝おうと思ったら、
そこには誰かのつながりがあって、
感謝したり、愛し合ったり、
それはシーソーのようにも、つながっていることなのだと思った。

きょうは誕生日だった。
すばらしい一日だった。

すこし休んだら
また路へ。

2012/07/11

7.10 怒りのドラムと悪霊

7/15 脱原発船橋(仮)+怒りのドラムデモ@船橋








































【7.15大きなデモだね!国民の生活を守るために脱原発デモが必要だ!
 野田退治デモ第2弾
集合西船近隣公園(前回と同じ)
集会13:30/出発14:00
解散は天沼弁天池公園です!(これも前回と同じ)

2012/07/10

7.9 クラゲ抵抗中

大飯で再稼働反対をがんばっていた人たちの意志をついでか、
クラゲたちが抵抗している。

「現代科学 技術の粋を集めて原子力発電というものがあるので、
クラゲごときに惑わされてはいけない」牧野経済産業副大臣
、、って言っている時点で、
クラゲに惑わされる現代科学の脆さが現れてる。
まだ現代科学の神話を信じているのか。
この人たちは。


原発クラゲ対策 抜本策見出せず
(7月9日19時32分/NHKニュース)

関西電力大飯原子力発電所3号機では、8日、
取水口付近でクラゲが大量に発生した影響で、一時、
発電機の出力を低下させる事態となったため、
関西電力は取水口付近のクラゲを取り除く対策を強化する方針です。
しかし、発生を予測することは難しく、
抜本的な解決策は見いだせていないのが現状です。

関西電力によりますと、大飯原発周辺では8日、
クラゲが大量に発生し、
取水口付近に設置している網でクラゲの進入を防いだうえ、
網目をすり抜けたクラゲもベルトコンベアのような装置で
かき出すなどの対策をとりましたが、
処理が追いつかなかったということです。
このため、冷却用の海水を十分に取り込むことができなくなり、
一時、発電機の出力を低下させました。
クラゲの大量発生に伴う発電機の出力の低下は、
先月、大阪府の関西電力南港火力発電所でも起きていて、
需給状況が厳しいなか、課題となっています。
これについて、関西電力は9日の記者会見で、
「電力の安定供給のために、まずは現状の態勢を強化していくことが大事だ。
抜本的な対策については、
今後の発生状況や技術の進歩を見ながら検討していきたい」と述べました。
しかし、クラゲの大量発生を予測することは難しく、
抜本的な解決策は見いだせていないのが現状です。






2012/07/09

7.8 再稼働します

週末、身体を休めて鋭気をやしなったので、
あしたから原発再稼働反対運動、再稼働します。

まずはこのニュースでめらめら きてます。
クラゲ、どうしたの、、。
稼働止めたかったんだよね。きっと。




大飯3号機、フル稼働=大量クラゲ発生、一時遅れ懸念―関西の節電、10%に緩和
時事通信 7月9日(月)1時16分配信


関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町)は9日午前1時、
フル稼働に達し、出力一定の安定運転に移行した。
3号機では8日午後、発電用タービンを回す蒸気の冷却に使う海水の取水口付近で
クラゲが大量発生した。関電は取水量減少による出力低下を懸念し、
フル稼働を遅らせることも一時検討したが、
クラゲの除去を進めた結果、支障がないと判断。
予定通りフル稼働へ出力増強を進めた。

2012/07/04

7.3 手を つなぐ

全身全霊でうごいた週末。
官邸前、パペット、再稼働、原発やめろデモ、
昨日のメルトダウン。

聞いた声、音。


再稼働反対。

ちっともやりきれてない。
むしろこれから

いま、手がつながったところ、
あのひとや あのひとたち
そして まだ あっていないあのひとと。

2012/06/29

6.28 革命前夜

未来は わたしたちの掌のなか に。



6.29緊急!大飯原発再稼動決定を撤回せよ!首相官邸前抗議
【日時】6/29(金)18:00〜20:00 予定
【場所】首相官邸前(国会記者会館前、国会議事堂前駅3番出口出てすぐ)
【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

2012/06/28

6.28 FINAL COUNTDOWN

とにかく時間がない。
いろいろ動いていて、
身体の疲れや いろいろ渦巻く感情や、なんだかいろいろで、
あたまがいっぱい。
なので、ひとつだけ。

7月1日、21時に大飯原発の再稼働が始まる、
それを止めたい。

そうでなくても、
どれだけのことを政府がするのか、
その愚かさを世に知らしめたい。

指差しをしたい。
わたしたちを踏んでいく政府に対して。



大飯原発3号機の起動日時決まる 7月1日午後9時ごろ予定

(2012年6月28日午前7時08分 福井新聞)
経済産業省原子力安全・保安院と関西電力は27日、
再稼働の準備を進めている大飯原発3号機(福井県おおい町)の原子炉起動は、
順調に進めば7月1日午後9時ごろの予定と明らかにした。
臨界に達するのは、およそ10時間後の2日午前7時ごろになるとみられる。

作業が順調に進めば、3号機は4日に送電を開始し、8日にもフル稼働する。
4号機に関しては17日に起動、20日に送電を始め、24日にフル稼働となる見込み。











6.28 「怒りのドラムデモより官邸前抗議に参加される方へ」





「怒りのドラムデモより官邸前抗議に参加される方へ」より

「首都圏反原発連合主催 大飯原発再稼動決定を撤回せよ!首相官邸前抗議」
【日時】6/29(金)18:00~20:00 予定
【場所】首相官邸前(国会記者会館前、国会議事堂前駅3番出口出てすぐ)
【呼びかけ】首都圏反原発連合有志  

「デモにおけるドラムの存在は、プロテスターを元気づけ、
声がもっと大きくなるように、沿道にいる人たちへのアピールとなるように、
ノイズとともに抗議をその相手に叩きつけるように、そして、
自分たち自身がプロテストに疲れきってしまわないようにと、
たくさんの理由や意義があると思います。
私たちはこれまでドラムや楽器などを使った抗議行動を企画してきましたが、
今週末に予定されている首都圏反原発連合主催の首相官邸前抗議行動では、
「国会議事堂等周辺地域及び外国公館等周辺地域の静穏の保持に関する法律」により、
これまで私たちが行ってきたようなドラムなどを使ったかたちでの抗議が
行いにくい状況です。
であればどうするか、そのあたりを考えてみました。
たとえば、コールに合わせて拍をとるようにクラップ(手を叩く事)をしてもよいと思います。
高い音の出るシンバルなどは、人の声を消してしまいがちですが、
タムやバスドラ等の低音を、コールに合わせて叩くということは出来そうな気がします。
もちろん声だけでも構わないのです。
声を出すことが苦手な方は(私たち自身がそうでしたから)、無理をする必要はないのです。
何がいいたいのかというと、ドラムを介してこれまでデモを作ってきた私たちは、
大勢でいっしょに音をだし、声をあげ、叫ぶ、
その時間の中に、有機的なつながりの瞬間がある、
ということをを知っていて、それを共有している私たちの関係は、
政治家たちがおしつけようとする「絆」よりもずっと確かなものだということです。
ですから首相官邸前でいつものような抗議表現が出来ないとしても、
私たちの連帯感はそのままに、
「大飯原発再稼働反対」「原発はもう要らない」という意思を伝えるために、
まずは集まろう、ということです。 
首相官邸前では、思いきり音を出して抗議をする事はむずかしいですが、
そのフラストレーションや怒りは、
次回の「怒りのドラムデモ」で思う存分、たたきつけてください。
よろしくおねがいします。

[抗議に参加される方へのご注意]
・約2時間の抗議のあいだでずっと声をあげ続けているると疲れますので、
 飲みものなどを持参する事をお勧めします。
・また、天気の崩れやすい時期ですので、
 カッパなど他の方へ迷惑になりにくい雨具のご準備をお願い致します。
・場所によりとても暗い場所があります。
 お子さん連れの方は、足下に気をつけて抗議に参加してください。












2012/06/27

6.26 造反者、かく語りき

大飯原発再稼働の決定に加えて、
消費税10%値上げって、、、、
わたし、生活していけるだろうか、、、

ほんとうに、この国は国民を踏み台している。
国民に造反しているのは、あなただ、首相。



首相“造反議員は厳正に対応”
6月26日 19時20分NHKニュース
野田総理大臣は、
社会保障と税の一体改革に関連する法案が衆議院本会議で
可決されたことを受けて記者会見し、
民主党の小沢元代表ら57人が法案の採決で反対したことについて、
「所定のルールにのっとって厳正に対応したい」と述べ、
輿石幹事長と相談したうえで、近く処分内容を決める考えを示しました。..




2012/06/26

6.26 Anonymous Save the World

 進め!アノニマス


アノニマス」が日本にサイバー攻撃か
 6月26日 22時37分 NHKニュース

最高裁判所が裁判所の情報について紹介している

インターネットのホームページが26日夜、一時つながらなくなり、
最高裁判所は原因を確認することにしています。
これについて、国際的なハッカーグループ「アノニマス」が26日夜、
インターネットでホームページを攻撃する内容の書き込みをしています。

サイバー攻撃を受けた疑いがあるのは、
最高裁判所が、全国の裁判所について紹介しているインターネットのホームページで、
26日午後9時ごろから1時間以上、アクセスできなくなりました。
これについて最高裁判所は、
保守管理を委託している業者に対応を依頼したということで、
原因についても確認したいとしています。
一方、国際的なハッカーグループの「アノニマス」を名乗るものが、
インターネット上で、26日午後7時51分に
日本の最高裁判所のホームページへの攻撃を始める内容の書き込みをしていました。
そして、午後8時47分には攻撃が完了したとする書き込みをしています。

「アノニマス」は、先週、
インターネット上の動画サイトなどに載せられた海賊版の音楽や映画などを、
違法なものと知りながらダウンロードした人に対し、
罰則を適用することなどを盛り込んだ改正著作権法が、
参議院本会議で可決・成立したことに抗議する声明も発表しています。




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違法DL刑事罰とする日本政府にアノニマス宣戦布告
 6月26日 22:20 web dice

サイバー戦争が勃発したようだ。
日本政府が違法ダウンロードを刑事罰の対象にしたことに対して、
ハッカー集団アノニマスが日本政府と日本レコード協会に対して
ネットで宣戦布告を行った。
既に財務省管轄の「国有財産情報公開システム」サイトはダウンしている模様。
(ダウンしているサイトhttp://www.kokuyuzaisan-info.mof.go.jp/)

アノニマスの宣戦布告
http://anonpr.net/opjapan-expect-us-512/
「日本政府と日本レコード協会に対して、
開かれたインターネットの世界でわれわれの基本的人権と
プライバシーが侵害されるのと同じやり方で」で攻撃を始めるようだ。

Anonymousが日本政府とレコード協会に“宣戦布告” 
違法ダウンロード刑事罰化に抗議
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1206/26/news064.html

アノニマスがターゲットにしているサイトがツイートされている
日本の裁判所サイトもターゲトにされているが現在はダウンしていない模様。
https://twitter.com/#!/op_japan






6.25 STAY ZERO

大飯原発3号機、1日に原子炉起動へ…関電
関西電力は、再稼働に向けて作業中の

大飯原子力発電所3号機(福井県おおい町)について、
7月1日に原子炉を起動する見込みになったことを明らかにした。
関電はこれまで原子炉の起動日が7月1日~3日の間になると幅を持たせてきた。

6月26日に2次冷却水の配管洗浄作業が終わる見通しとなり、
原子炉を再起動できる日程が固まった。

関電によると、1日中に核分裂反応を制御する制御棒を引き抜く操作を始める。
(2012年6月25日22時39分 読売新聞)



野田首相、
いまなら、まだ間に合う。
まだ、止められる。


そのボタンは、
新たなメルトダウンへのスイッチになるかもしれない。

もう戦争は終わったはずです、首相。
もう原子力の時代は終わったんです、首相。
そのボタンを押さなければ、
数十年の負の鎖が切れて、
ようやく、ほんとうに戦争は終わる。

わたしたちはとっくに新しい扉の前に立っている。
扉をあけろ、って叫んでいる。
それでも戦争を続ける気ですか?










2012/06/22

6.22 Women In Black NO NUKES

【Women in Black  NO NUKES】
出演:黒い女たち/撮影、監督:中村友紀


わたしたちは大飯原発再稼働を表明した首相と その政権に断固反対する。

2012.6.17




1988年、イスラエルの女性たちが、
パレスチナの占領を進めるイスラエル政府に対して
非暴力な抗議活動して始まったという WOMEN IN BKACK

武器も何も持たない女性たちが、
「平和を」というプラカードを持ってただ立つだけという抗議、
その行為はシンプルで誰にでもできそうなことではあるけれど、
いちばん、危険なことでもある。
けれど彼女たちは自分たちの命を危険にさらしてまでも
何かせずにいられない、恐ろしいものをみたのだろう。
そして守りたいものがあったのだろう。


それは、あの日、
あそこに佇んでいた日本の黒い女たちも同じように、
何かをせずにはいられなかったのだ。
これは人の いのちに関わることだから。

だからわたしたち、集まった五人の女たちは、
怒りの拳を手袋にまとい、黒装束に身を包み、
黒い狼煙をあげた。













2012/06/21

6.20 退陣要求予告






















7月1日、新宿にて、原発やめろ野田やめろデモ!!!!!あります。

【緊急速報!!!!!】なんと原発やめろデモがついに再来!!!
7月1日新宿にて! 「原発やめろ野田やめろデモ!!!!!」
さすがに頭にきたので、今回は野田退陣要求!!
 これはすごいことになってしまう!!
(松本哉 2012年6月21日
参考:

2012/06/20

6.19 嵐の桜桃忌

嵐のきょうは、太宰治の命日、桜桃忌。


「トランプの遊びのように、マイナスを全部集めると、
プラスに変わるという事は、この世の道徳には起こり得ない事でしょうか。」
(太宰治「ヴィヨンの妻」)




何かあるとわたしはこのことばを思い出す。
マイナスのカードは揃っている。
あとは引っくり返すだけ。
それが いつか、ということ、じゃない?
ね?






2012/06/19

6.18 悪魔の行進

原子力ムラが、少しずつ 動き出してる。
オウムの報道に隠れて。

どうしよう、、
どうしてくれよう、
ほんとうに
狂ってる。


【高レベル放射性廃棄物処理の最終試験、3年半ぶり再開 日本原燃】
産経新聞 6月18日(月)18時37分配信

電力各社が出資する日本原燃は18日、
高レベル放射性廃液のガラス固化体製造試験を3年半ぶりに再開したと発表した。
使用済み核燃料再処理の最終工程で、
成功すれば「核燃サイクル」の基幹施設として
約20年前に着工した青森県六ケ所村の再処理工場が、
完工に向けやっと前進する。


ただ、政府は使用済み核燃料を再処理せず地中に埋める直接処分も含め議論中。
国の原発政策が定まらないままの試験再開となった。.....














2012/06/17

6.17 暗い日曜日

晴れやかな天気と裏腹に、
寝ずにプラカードを描いている。
この人の顔。




きょうは「暗い日曜日」。
福井でも抗議が行われているが、
そちらはドカドカうるさい仲間たちが行っているので彼らに託して、
わたしはわたし、東京で、
ひさしぶりにbohemian punchと黙っていられない女たちで
街を歩きます。

「いまにみておれでございます」

2012/06/16

6.16 DO MY BEST


Brian Haw RIP


This is one of Brian's famous speeches given at a Stop the War rally in London.
 It has been set to a backing track.
Sounds great and it has real passion.



愛と平和、正義を万人に
我々は真実を知り 人の命を救うため今日ここに集結している
我々は由々しき事態のさなか今日ここに集結している

わたしがここに来たのは2001年6月2日のことだった
以来7年間昼夜休むことなく毎日この路上にいる

最初は看板1枚にこう書いた
“子殺しはやめろ”
“戦争をやめ平和になろう”
“イラクの子供たちに生きる権利を与えよ”
至ってシンプルな話だと思うが
私の父は第2次世界大戦中英軍の狙撃兵だった
ナチスの強制収容所を攻撃した最初の部隊にいて
大量虐殺されていたユダヤ人を救出した
ユダヤ人という理由で殺す
そんな話があるか
そして今また同じセム系の民族
イスラム教徒とアラブ人が危険にさらされている
そんなバカな話は私が許さない


真実を知り人の命を救うため我々は集結した
そのために何をすればよいか
これ以上手遅れにならない内に
みんなが気付くべきなのだ
ここにいる我々1人1人に
責任があることなのだから
自覚せよ
果たすべき責任を果たせ
ベストをつくせ
やれ やるなら今日からだ
ありがとう
Brian Haw 









6.16 JAPAN KILLS JAPANESE

こんな国民不在の政府いらない。

いまにみておれでございます、だよ。


<大飯原発>政府が再稼働を正式決定 福島事故後初
毎日新聞 6月16日(土)11時40分配信

野田佳彦首相は16日午前、
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働をめぐり、
同原発が立地する福井県の西川一誠知事と首相官邸で会談した。
西川知事は再稼働に同意する意向を表明。
これを受け、首相は枝野幸男経済産業相ら関係3閣僚との会合を開き、
「立地自治体の理解が得られた今、再起動を政府の最終判断とする」と述べ、
同原発の再稼働を正式決定した。
昨年3月の東京電力福島第1原発事故以来、
定期検査で停止した国内の原発が再稼働するのは初めてとなる。








2012/06/15

6.14 こんにちはブライアン/ WE ARE ALL BRIAN

今度の土曜日、
路地と人でブライアン・ホウの1周忌を記念して、
ブライアン・ホウと、ブライアンの仲間たちを捉えた映画
『ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1』を追悼上映します。

亡くなった方の追悼で
「こんにちは」というのはヘンじゃないかと思うかもしれないけど、
わたし自身、ブライアンを映画の中でしか観た事がないので、
亡くなったときいても実感がなくて、まだどこかに居るような気もしてます。
そしてパーラメント・スクエアにはいなくても、
たとえばイラクとかパレスチナとか、、今なら福島かもしれませんが、
そんなところでやっぱりマイクロフォンをもって、
子どもたちを殺すな、と叫んでいるように思います。
なので、おーい、ブライアン、元気でやってますか?
そんな呼びかけにしたいなと思いました。


ブライアンが亡くなった2011年は、
アラブの春に始まり、スペイン、N.Yのウォール街占拠と、
世界で民衆蜂起の流れがありました。
日本でも原発事故が起こり、人々が多くの抗議の声をあげました。
それまでのひとりのリーダー主導の運動ではなく、
“みんな”による運動が世界で起きたその「プロテスターの年」に、
ブライアンが入れ替わるように亡くなったのは、
わたしにとって象徴的なことのように思えます。

それは、
廃刊したアメリカの雑誌『Punk Planet』の最終号の表紙に書かれていたという、
これは最後 の号である。このあとは、きみたち自身で闘うのだ
ということばを思い出し、
これからはわたしが、だれもが、ひとりひとりが、
「ブライアン」であり、
自分にとっての「パーラメント・スクエアSW1」を見出し、
とにかく、ベストをつくせ、ということなんじゃないかと思っています。

ブライアンの映像をみてると、涙がでます。
言葉に、行動に、まったくの躊躇がないのです。
どうしてここまで力を注げるかっていうくらい、
全力で命を守ろうとしているのです。
それは命に向かう態度としてあまりにまっとうで、
それ以上のこともなく、だから涙が出るのだと思います。
ここまでのことはできないよ、と思うかもしれないけれど、
そういうことじゃなくて、
おまえのベストをつくせ、ということなんだと思います。
だからわたしもベストをつくそうと思います。
2011年のあの日から、そんなふうに思っています。







2011年6月18日、この世を去ったイギリス反戦運動のシンボル、
Brian Haw(ブライアン・ホウ)。
路地と人では、今年の6月16日、ブライアンの一周忌を記念して、
ブライアン・ホウと、ブライアンの仲間たちを捉えた
ドキュメンタリー映画『ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1』を、
監督の早川由美子さんを招きして上映致します。また追悼に合わせて用意された特別映像、
ブライアンからの日本へのビデオメッセージも上映致します。
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2012年6月16日(土)
開場18:00 上映開始18:30☆本編上映後、特別映像有り
入場料:500円
会場:路地と人



“表現の自由、デモ活動の権利を奪おうとする政府や警察に、
たぐいまれなる勇気とユーモアで対抗し続ける彼ら。
その姿は、観る人全てに勇気と希望を与える…!”


今からちょうど11年前、2001年6月2日にイギリスはロンドンのど真ん中、
パーラメント・スクエアにやってきたブライアン・ホウ。
まずブライアンは「イラクの子どもたちを殺すな」と叫び、反戦のプラカードを掲げます。
その日からブライアン・ホウの年中無休の抗議活動は始まりました。
ロンドンの国会議事堂前で日々、反戦を叫ぶブラアイアンの声は、
人々の心を動かし、仲間が集い、いくつものプラカードが立ち始めます。
イギリス議会の妨害に合いながらも、2011年肺がんに倒れるまで抗議は続き、
そして2011年6月18日、ブライアンはついに永えの眠りにつきました。






ーひとつのマイクロフォンから、ヒューマンマイクロフォンへー
“We are ALL Brian!! ”ーby イルコモンズ

2011年は、チュニジア、エジプトなどでの民主化運動 “アラブの春”にはじまり、
スペイン、アメリカのN.Yウォール街占拠と、
世界各地で人々が社会変革を求めて立ち上がる民衆蜂起の波が起こりました。
N.Y占拠では、特定のリーダーだけがマイクロフォンを握るのでなく、
そこに集まった人々、ひとりひとりがヒューマン・マイクロフォンとなって抗議の声をあげました。
そんな世界規模でのプロテスター(抗議者)たちの声が渦巻くなか、
マイクロフォンと、たくさんのピンバッチのついた帽子を残してこの世を去ったブライアン。
たったひとりの抗議から始まった、ブライアンと仲間たちの闘いの日々、
彼らが守ったもの、残したものは何だったのか、
激動の年を越えた2012年の日本に生きるわたしたちに、
ブライアンと仲間たちの意志はどう紡がれるのか。
自分に中に『パーラメント・スクエアSW1』見出すこと、
自分たちの手で暮しを守っていくこととはどんなことなのか、、etc.
「ブライアンと仲間たち」を観ながら、そんなふうなこともお話できればと思います。

また今回の特別映像、ヒロシマ映画祭においてのブライアンからの日本へのメッセージも、
今、核や原発問題で揺れる日本にとって、新たなメッセージとなることと思います。
みなさまのお越しを心よりお待ちしています。









2012/06/13

6.12 彼らの行方

きのう起こった、
渋谷区の美竹公園と区役所地下駐車場封鎖による野宿者排除、
「災害対策の一環として広場空間整備を主眼とした工事」がその理由。

首相官邸前での(抗議を妨害するための)工事と根は いっしょ。
臭いもの、うるさいものには蓋をする。































なんかね、
江東区による竪川河川敷公園での野宿者排除とか、
さいきん野宿者締め出しの動きが激しくなって、
すごく嫌なものを感じる。


家をもっていないひとはどこへ行ったらいいの?

家をもてなくなったらどうするの?
家をもたないっていう選択肢はないの?

どうしてこんなにも一方向に決められているのだろう。
それが腹立たしくて仕方ない。




2012/06/12

6.11 ことばを手に

言葉で人を殺すことだってできる。

「意味ある言葉」より叫びの方が意味があることだってある。
重要なのは、言葉の意味ではなく、表現しようとする意志だ。

それでも「言葉」が必要な理由
1)私たちのメッセージを時空を超えて遠くにいる人々に伝えるため。
2)言葉を悪用して私たちの自由を壊そうとする人々の「言葉」に対抗するため。

(石川雷太 @erehwon_dune




ここ(官邸前)では、言葉(声)が武器になる。























「6.15緊急!原発再稼動許すな!首相官邸前&関電本社前抗議」
[日時] 2012年6月15日18:00-20:00 (予定)
[場所] 東京・首相官邸前(国会記者会館前、国会議事堂前駅3番出口出てすぐ)
[呼びかけ] 首都圏反原発連合有志









6.11 書を捨て、家を出よ

家族だった ひとへ。
あたらしい 家がみつかってよかったね。
そっちの路にも いいことがありますように。
遠くから手をふる。


わたしは きっと 家 というものと縁がない。
それがどうしてなのか、痛い程解っている。

けど、HOUSE はなくても HOME は作ることはできるかな。
どこか小さな庭にでも。


チューニングがおかしくなってしまった楽器でも
音を出すことはできるだろう。
その音で奏でられることをさぐっていこう。

わたしは
電車を乗り間違え、切符をなくし、行き先を間違えながら
ゴトゴト列車に乗ってゆく。


「ふりむくな、ふりむくな、 後ろには 夢がない」
寺山修司













2012/06/11

6.10 この邪悪な者は眠らせたい

野田首相「精神論だけでやれぬ」=福井県同意に期待―大飯再稼働
時事通信 6月10日(日)19時54分配信)

野田佳彦首相は10日の講演で、
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を

再稼働する意向を表明したことについて
「精神論だけでやっていけるのかというと、
やはり国民生活、経済への影響を考えて、万が一ブラックアウト(停電)が起これば、
大変な悪影響が出る」と述べ、
夏場の電力が不足した場合の国民生活などへの影響を重視したことを強調した。

首相は「1年前の(東京電力福島第1原発)事故の

生々しい記憶が残っている中で、国民は複雑な思いを持っていると思うが、
(再稼働の)判断が迫られている時期だった。
(世論が)二分している問題について、
しっかりと責任を持って結論を出すというのが政治の役割だ。
私の責任の下で判断をさせていただいた」と強調。
その上で「福井県で所要の手続きが進められることを強く期待したい」と述べ、
同県の同意に期待を示した。 



この期におよんで精神論、、飽きれる。
石原慎太郎の脱原発はセンチメント発言と根本は同じ。
現実をみていない夢想家はどちらか。
邪悪なものよ、安らかに。アーメン






6.10 邪悪な者に 平安は ない

きょうは ひさしぶりに友だちと集まって、
野外でトランペットを吹いた。
雨にも降られながら、たゆたう河をみながら、
相変わらず、ときどき、間違え、ときどきひん曲がった音を出して。
けれどいくつかの音が重なるその瞬間、
目の前の世界が開けたように、
目の前の河は美しかった。

























12日、路地と人で
工藤冬里さんと長谷川真子さんのライヴがあります。
さいしょ、「no peace for the wicked」を、
悪いものに安らかな時はない、と訳したのだけど、
工藤さんから「邪悪な者に平安はない」にしてほしいという意向があった。
より、強いことばに。


わたしが「楽団」ときいて、日本の楽団で思い浮かべるのは
工藤さんのマヘルです。
30年以上ものマヘルの活動に敬意を感じています。

楽器編成もメンバーも不定形、メロディも不安定、
楽器の音のずれ、不協和音、音の間違いすらも内包していくマヘルは
こちらの世界ではなく、どこか別の世界のようでもあって、
実はこちらの世界のゆがみを映し出しているのだと思う。
そこに優しさと美しさがある。



maher shalal hash baz - Unknown Happiness




OTOTOYでのインタヴュー
内容がとても良かったところのみ、抜粋。

工藤さんのいう「正しい間違い」、すごく解る。
正しく間違うというのは、覚悟がいるものなのだ。
あるいはノイズであるという覚悟。
そしてパンクであるといういうこと。



ー<ザ・マスター・オブ・ミステイク>とも言われる工藤さんですが、
不協和音や演奏ミスに関しては、どのようにお考えになっていらっしゃるのでしょう? 

なるべく間違えたくないですが、間違った間違いと正しい間違いがあると思うんです。

間違えて間違う人は人生が何度でもあるかのようにして間違えます。
人生が一度しかないのに間違う人はそれなりの覚悟があって間違うのですから、
正しい誤り方というのがあるのではないかと思います。

ー社会の流れとして、

間違いと思われるものやノイズとなるものは排除される傾向にある気がします。
例えば、モスキート音を使い若者を一掃したり、
アートと称した起伏のある器具を公園に設置してホームレスを排除したり。
しかし、そうした方法で少数派を排除することは、
根本的な解決でも何でもないと思います。
だからこそ、工藤さんは音楽でそうした部分を表現しているのではないかと僕は思いました。
こうした解釈をどう思いますか?

コーネリアス・カーデユーは、誰かが間違ってもその人だけやり直すことで

曲が複雑で豊かなものになっていくというミニマルの曲を書きました。
音楽家の使命(?)を自覚している作曲態度だと思いますが、
自分はそこまで社会主義者ではない。
やりたい曲を自分のエゴで実現しようとしているだけです。
ドロップ・アウトしたある少数派を代弁しているという意識はありますが、
それはアラン・ヴェガが「スマートな聴衆」と呼んだ層と
重なる面とそれにすら重ならない面とがあります。


楽曲に対して言葉はどのくらい重要だとお考えでしょう?

言葉は楽曲よりも遥かに重要です。

歌詞がなくても楽曲は無意識に言語化されていると考えれば、さらに重要です。
双方共音速に支配されています。どちらが先に音速を超えるかで勝負が決まります。
聴く前に泣いているようでは初めから負けています。
言葉は音のフレームです。

ー工藤さんは70年代より活動されていますが、

この期間で大きく変わった考え方や表現方法はありますか?
もし、ご自身で変わったと思うことがあれば教えて下さい。

ずっとパンクだと思っています。

ーパステルズやジム・オルーク、テニスコーツなど数多くのアーティストがマヘルを信奉していますが、

逆に工藤さんがシンパシーを感じたり、
目標としたりするアーティストはいらっしゃいますか? 
差し支えなければ、教えて頂けませんか?

mary halvorson、captain beefheartです。









2012/06/10

6.9 アトミックサイトTV「再稼動首相宣言 Our Planet TV News remix」

▼アトミックサイトTV「再稼動首相宣言 Our Planet TV News remix」
[動画] アワ・プラネットTV「野田首相の再稼動宣言に4000人が抗議」
[音声] ken23qu 「2012.06.08首相官邸前抗議活動」
[音楽] デクスター・ブリテン「コーリング」
(Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 3.0 Unported)
[画像] ウィキペディア「Soridaijinkantei2.jpg」
(Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0 Unported)
[編集] イルコモンズ


久々に怒りとともに突然届けられたアトミックTV。


「以上を申し上げた上で、私の考えを総括的に申し上げたいと思います。
国民の生活を守るために、
大飯発電所3、4号機を再起動すべきというのが私の判断であります。
その上で、特に立地自治体の御理解を改めてお願いを申し上げたいと思います。
御理解をいただいたところで再起動のプロセスを進めてまいりたいと思います。」
(野田佳彦)

国民の生活を守るために、、、、?
嘘つき、、、
前代未聞の厚顔無恥な演説だと思う。
しかも再起動って、、パソコンじゃないんだから。
フリーズしているのは、
経済の亡者たちのマイクロフォンと化してしまったあなたですよ、総理。
はやく人間に戻ってください。

これが我らの首相なんだろうか。
わたしたち、こんな国民に嘘をつく首相を選んだんだろうか。
恥ずかしい。


来週もあります。官邸前抗議。
【日時】6/15(金)18:00〜20:00 予定
【場所】首相官邸前(国会記者会館前、国会議事堂前駅3番出口出てすぐ)
【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

no peace for the wicked
邪悪な者に 平安はない(イザヤ書48:22)。
大人しくなんてならないよ。
耳を塞いでも目を閉じても、眠れなくなるほど声をあげるよ。
その嘘を剥がしてみせるよ。












6.9 受信せよ/なくしたものリスト

来週の6月12日、N.Yで「原発いらないラジオデモ」あります。


【n.o.n.u.k.e.s. RADIO DEMO】
原発いらないラジオデモ!
Tuesday June 12, 2012 7:30pm – 9pm (US Eastern)
@ Tompkins Sq. Park (Avenue A and 7th Street, NYC)
6月12日(火)夜7:30〜9:00(アメリカ東部時間)

トンプキンズ・スクエア・パーク (Avenue A and 7th Street, NYC)

ちょうど30年前の6月12日、
反原発と反核を訴えて100万人以上の人々が
ニューヨークのセントラルパークに集いました。
その歴史的なアクションをおぼえるため、
そして新たな脱原発の出発のため、
ふたたびニューヨークで歩きます。
この特別な日に、ラジオ電波を通して
デモのためのサウンドと声を提供します。
ポータブルラジオやラジカセを持参のうえ、
99.5FMにチューニング! (ラジオがないけど
参加したいというかた!大歓迎です。) 
NYにいなくても、wbai.orgでデモに参加してください。
原発はいらないと騒ぎ続けよう!

=================================

30年前にこんなことがあったなんて、、すごい。

日本でもこのwbai.orgでラジオ聴けるみたい。
日本時間だと13日の昼ぐらい?
聴いてわたしも心で N.Yを歩きたい。

N.Yにいる友だち(会ったことはないけれど)、がんばってるなあ。
そしてなんと、そのラジオデモをオーガナイズしている友だちが
2月25日のNNMHのデモ後にした、
くにたちポルカの「なくしたものリスト」を英訳してくれました。
“Because Nuclear Power Takes Away Our Being Alive From Us

すてき。うれしい。
これでいろんな人も読んでもらえるようになった。


あれから数ヶ月経って、
いまのなくしたもの、みつけたものリストはなんだろうって考える。
なくしたものは、なくしたまま、そしてそれは増え続けてる。
みつけたものは、いまのところ、
原発稼働0基。
せっかくみつけたのだもの。守りたい。


=============================

-from friends in the Tokyo streets-
Things we’ve lost:

Deep breathing
Water
Soil
Campfires
Sweeping my eyes around
My relation to the land
Playing outside like stupid
Playing with Koo outside
Children’s voices from outside
Lying on the grass and eating it
Not minding anyway the wind blows
Producing locally, consuming locally
Peace of mind from “domestic” products
Organic farming
Gardening
Recycling rain water
Compost making
Pool of fallen leaves
Straw
My best friend
Government
To watch commercial TV programs
Media
Undoubting naïvety
Trust in the nation called Japan
Indefinite future
My habit to pick up stuff off the street
Rice
Japanese food
The art of broth making
Sushi and seafood donburi
Spontaneous food tours
Ice cream
Cakes
Cafe au lait
Calcium
Freedom to buy food without reading the label
Food Safety
Immunity
Dancing in the rain
Full moon festivals
“Fukushima” without the nuclear context
Cultural inheritance
Heart to feel simply beautiful lookng at flowers
To open the window all the way
Swimming in the ocean
Shaved ice
Mackerel
To just feel beautiful looking at autumn leaves
My heart swinging at the first snow day
Playing with snow
Blueberries
Mulberry picking
Jam making
Homemade plum wine
Eating perssimons in the backyard
Vegetable dyeing
Cultivating Karamushi threads
Chesnut picking
Identifying myself as a part of nature
Absolute sense of value
Spiritual peace

Mind wandering
Sun bathing
Yogurt every morning
Days off with nothing to do
Lies
Pretended friendship
The picture of lifestyle
Noncommital family relationship
Health

Being aimlessly blown by the wind
Beauty of the snowy landscape
Stepping on fallen leaves in mountain
Jumping onto sunned bedding
Walking barefoot on grass
Rains

Trusting the TV
Trusting the politicians
Trusting official announcements
Staying up late
Impulse-buying
Aimless shopping

Feeling lonely
Counting what I don’t have
Peeking into the well of my mind
Taking the life not seriously
Grudging my abilities


============
What nuclear accident brought to me/what I found:

Feeling alive for real
People holding hands
Things their hands create
Living by touch

Going to demos
People I meet at demos
Celebration
Energy
Drums
Rhythm
The power of music
The power of art
Trust for people
Gravity
Light
Courage

Walking the life as I will
Laughing as I will
Shaping my will
Those who walk the same will with me

2012/06/09

6.8 炎の3日間/武器と花束の日々

ほんとうにわたしたちの政府はどうしようもない。
首相の会見も、官邸前の突然の工事も、
去年一年のあいだにみてきたことと同じで、驚きもない。
わたしたちは学んでいるのに、
あちらはまったく同じことを繰り返している。
わたしたちを妨害しようとすればする程、
圧力側の馬鹿ぶりと非人間性が浮き彫りになる。
それよりもきょう集まった4000人のことを考える。

官邸前にいた人たちの声と、高揚した表情を思い出してる。
あの場にいて、あの空気のなかで声をあげた人は、
たぶん、あきらめないだろう(そうであって欲しい)

そこにいれなかった人に、この熱をどう伝えて、つないでいくか、それを考えてる。

あの場に来た人は、腹立ちながらも集まった人の多さに、
自分だけでなかったと確信したのではないかな。
こんなに人がいて、もしかしたら「変わる」かもしれないって思ったんじゃないかな。
一人ひとりの持ち帰った熱が消えずに広がっていけば、
ほんとに変わるんじゃないかな(これは私の希望)

願わくば、消えたようにみせかけて、
別の場所からよりいっそう激しく燃え上がる野火のように、
そんなふうになったらいい。


水、木曜日はデモ、そして今日の抗議と、
この3日は、炎の3日間だった。
そして最終日のきょうは、
友だちの  なりたさんの誕生日であって、
サプライズでアコーディオンでハッピーバースデーを弾いた。

3日間、何かしらの楽器を弾いたのだけど、
デモでは武器として、
誕生会は花束がわりに。

炎の3日間、とりあえず終了。


そして、またあしたから、また武器の日々が始まる、かな。
けれど、ときに花束を持たないと、こころは枯れてしまうね。


ひとまず、きょうは
おやすみなさい。












2012/06/08

6.8. 今夜、駒が動く

運転再開の必要性” 首相会見へ
(6月8日 4時9分)
野田総理大臣は、8日夕方、記者会見して、
関西電力大飯原子力発電所の運転再開の必要性を直接、
国民に訴えることになりました。
福井県の西川知事の求めを受けたもので、
西川知事は、これによって政府に求めていた条件はすべて満たされるとして、来週にも運転再開に同意するとみられます。



今夜、彼らは駒を動かす気ですよ。
今夜、できることは何か。




6.8 原発再稼働許すな!首相官邸前抗議
【日時】6/8(金)18:00〜20:00 予定
【場所】首相官邸前(国会記者会館前、国会議事堂前駅3番出口出てすぐ)
【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

 

2012/06/05

6.4 怒りのドラムデモ

























6/7緊急デモ
2012年6月7日木曜日緊急でデモを行う事にしました。
18:45集合日比谷公園霞門    
19:00出発
20:05到着予定 日比谷公園西幸門内  
(道路状況により到着時刻が前後する可能性があります)
コースhttp://goo.gl/maps/1FJ1

【呼びかけ文】
5月6日未明、日本の全ての原発の稼働が止まり、

「このまま廃炉に!」という声が高まっていた矢先に、
福井県大飯原発3、4号機の再稼働の可能性が高まってきてしまいました。
昨年3月11日の地震で福島第一の事故が起き、
何ら収束もしていないまま「事故収束宣言」を発表し、
ついには野田総理大臣は
「国民の負担増抑制などのため安全が確保された原発は再稼働させる必要がある。
福井県とおおい町の判断が得られれば、私の責任で最終判断したい」
と発言。
責任という言葉を、こんなに安っぽく使っていいのでしょうか。
福島第一の燃料プールの汚染水がいまだ外に漏れ続けている状況で、
「安全」を、一体誰の、どの「責任」のうえに宣言できるというのでしょう。
ひとたび地震が起これば、第二第三の事故が起きてしまうかもしれないのです。
それを誰も止める事など出来ません。そうなる前に、
出来る事は原子力発電所を無くしてゆく事だとおもいます。

私たちに求められているのは、生きとし生けるものの命を根絶やしにし、
不幸の上に不幸が重なるような事が無いよう、危険な原子力発電所を廃炉にし、
一人の人が与えられた命を精一杯生きる事で、
少しずつよりよい未来を作ってゆく事ではないでしょうか。
命をつないで行くという事ではないでしょうか。
自分の大事な人の命を守りたい。生きる尊厳を守りたい。
命の可能性を守りたい。私たちが選ばなくてはならないのは、
安っぽく、意味の無い「責任」の決断ではなく、生きる決意の表明ではないでしょうか。
今週中に、大飯原発の再稼働が決まってしまうかもしれません。
でも諦めません。何度でも声を上げ、何度でも抗議をします。
大飯原発再稼働反対!全ての原発を廃炉に!
これを読んだ全ての皆さんの力が必要です。
どうか声を上げてください。

「怒りのドラムデモ実行委員会」



※画像は非公式イメージです。
仁義なき戦い、みたいになってしまいました。