2012/02/03

2.2 おやすみ、着ぐるみBOY



90年代、
アートや音楽、文学、ファッション、etc を斜めに走る
“オルタナティヴ”という世界を知った。
マイク・ケリーはそこにいた。

汚さに美しさを、
ハイ(art)をローに、
チープをクールに、かえること。

無機物に魂を与えること。

それがロックでパンクだってこと、
に、どきどきした。
世界に触れた気がした。

いくつかの汚い、かわいくない、美しくないぬいぐるみは、
マイクの分身だろう。

そしてそれは、わたしでもある。



おやすみ、
着ぐるみdirty boy。
もうダンスは終わった。

誰かがあなたを想って、また新しいダンスを踊るだろう。
ゆっくりおやすみ。