2012/05/29

5.28 ディストロ・フィーバー

きょう知った翻訳小説を本にするプロジェクト“ 26 to 50”、
とてもよい取り組みだな。
26to50 は、アルファベット26文字を日本語50音に移しかえるという意味。

小説も、なかなかおもしろそうなものが揃っているので、
今度読んでみよう。
ここからいくつかの本がうまれるといいね。

そして作品だけじゃなくて、
座談会「スチームパンク・ミュージックをめぐって」、
とても面白い。

どんなにいいもの作っても、描いても、
それを他につなげる流通が腐っていたら
そのものも死んでしまう。
わたしの作っているジン「よりみち」も、
快く置いてくれるお店や、扱ってくれる「Lilmag」、
福岡の反転地をメインにした「SHE SAYS distro
そんなひとたちの熱意で、
この本ともいえない小さなジンが廻ってる。

こんなふうにつなげてくれる人の意志と行動が、
健全に、巨大なシステムに邪魔されず 人の目に触れますように。


「...大手出版社から出てメジャー流通にのっている本だって、 
 たいていは個人の意思と誠意で作られているもの。 
 そのシステムを利用して大勢に届くのならばそれに越したことはない、
 という考え方もある。
 とはいえ、何か伝えたいことがあるときどこも通さずに自分で発信することができる、
 してしまえばいい、というアイデアはとても魅力的。 
 分業化・専門化が進み、また強いものがより強くなり富めるものがより富む時代に 
 人の心を助けるのはそういうものなのではないか。 
 数人、数十人、数百人が共有する特別な体験がある。...」   
 Lilmag