2012/05/08

5.7 We Gotta Fight For Your Right To Party

























Fight For Your Right 
You gotta fight, for your right, to paaaaaaaaaarty

二十歳のころ、
友だちのDJを聴きに、渋谷かどこかの小さなクラブに行ったとき、
明け方にまったりとし始めた頃、友だちがある一曲を流した。
途端、その場にぐったりしていた男の子たちが一斉に飛び上がり、
ポケットのライターを探り、火をつけながらジャンピングし始めた。
いくつかの揺れるライターの火をみながら、
わたしは男の子たちの急変ぶりが恐くなったけれど、
このパンクなんだかロックなんだかメタルなんだかわからない、
血が逆行するような曲に、わたしも一瞬で虜になってしまった。
それがビースティの “Fight For Your Right”だった。
right/権利 と light/火  を かけていたのかな。


BEASTIE BOYS - IN A WORLD GONE MAD
In a World Gone Mad is an anti-war protest song released by the Beastie Boys.
 It was made available in March 2003 on the band's website in MP3 format as a free download. 
In its lyrics it directly references the war on terror and war on Iraq 
as well as political figures George W. Bushand Saddam Hussein.

 狂った世界で正しい考えを持つのは難しい
 あふれる暴力 憎しみ 悪意
 殺人者はきょうも街を歩く
 今こそ俺達が非暴力で闘う時


中学生の頃、反原発運動をしていたMCA、
ビースティでのラップ、やんちゃぶり、ジョーク、遊びと、
その後のフリー・チベット運動、イラク反戦/ブッシュ批判とは
ぜんぶつながっている。

スチャダラもそうだけど、
一見おちゃらけてるような、悪ガキが政治的なことを言うと、
変わったとかいうけれど、スチャダラもビースティもなんら変わっていないよ。
それが  “Fight For Your Right” にも現れてるよ。

“やつら”の声に騙されるな、
“やつら”のやり口(戦争)に加担するな、
それ以上に騒げ、俺たちやり方でパーティをしよう、って。

だからいま、きょうの今聴いても、
涙が出るくらい、胸が震えるんだとおもう。


MCA、
とびきりカッコいいラップと闘うエナジー、ありがとうね。