2012/05/07

5.6 世直しを願う民衆の情念

杉並デモを終えて、
まだ気持ちや言葉がまとまらないのだけど、
ひとこと、書かずにいられない。


こんなに全身で雨とヒョウを浴びたのは初めてだった。
前を向いていられなくて、後ろを向いたら、みな豪雨とヒョウのなか、
(狂気の)笑顔でドラムやホーンを鳴らしていた。


原発やめろデモの底力というか、真骨頂というか、、
異常事態やトラブルに対しての、このたくましさ。
馬鹿とかアホとか付くくらいの生命力。

ヒョウが降る中、大笑いで演奏している姿をみて、
沿道の人は「あいつらアホか?」と、ひいたかもしれないけれど、、
こちとら、のほほんと、お祝いしているわけではないのだった、
これまでの抗議やさまざまな活動の末のお祝いだった。

何の因果か、この一大パレードの日に、
豪雨や雷、おまけに叩き付けるようなヒョウまでふって、
おてんと様は、わたしたちの何を試しているのかわからないけれど、
きょうこの日はお祝いをすると決めたのだった。
だから雨が降ろうが、ヒョウが降ろうが、雷が鳴ろうが、
ぜったいに笑ってやろうと思った。
ここに辿り着くまでの「今にみておれでございます」の呪いを、
祝いに変える必要があったのだった。

このお祝いを準備し、悪天候のなか、実行してくれた
スタッフのみなさま、大変お疲れさまでした。
素晴らしい、記念すべきパレードでした。





世直しを願う民衆の情念は宗教の形をとる、という。
(「東京の街が奏でる」より)

宗教の形かどうかはわからないけれど、
世直しを願う民衆の情念は、、、、凄まじいよ。


再稼働したら、民衆、とくにこういう(酔狂でまぬけで馬鹿な)人たちは、
なにをするのかわからない、ということだ。